KBR50年史 その1

 こんにちは。15世代の古林です。

 卒業から半年以上がたちました。OBになってまでしゃしゃり出てくるのは気が引けるのですが、私は入学当初からどうしてもやりたかったことがありました。

 それは、「『ブルーズアンドレッズ』の由来は何か」という謎を解き明かすことです。

 なにやら歴史を感じさせるチーム名ですよね。慶應義塾の応援歌「Blue, Red and Blue!」が由来らしい、という話をあとから聞いたことがあるのですが、確かなことはわかりません。数ある応援歌の中から、なぜ(どちらからというとマイナーな)この曲なのか、という点も気になります①。

 もうひとつ、このサークルの歴史を語る上で重要な問いがあります。「KBRは今年、本当に創立50周年を迎えたのか」という問題です。

 私を含め、みんな自信満々に創立50周年を宣言していますが、確かな証拠がない以上、この話は一度検証してみてもいいはずだと思っていました②。

 


①結論から言うと、「Blue, Red and Blue!」とKBRのチーム名は関係がありませんでした。ただし、この曲自体は1931(昭和6)年とかなり昔に作られたわりに、時代を全く感じさせない爽やかな名曲です。歌詞にもある「青春」のイメージが、KBRにぴったりだなあという気もしています。

②このことについては、本ブログ初めの投稿に詳しくつづっています。

 結局私は、忙しさにかまけて放置しているうちに、卒業を迎えてしまいました。しかしこの際、KBR50周年(仮)という記念に、もう一度とことん調べてみようと思い立ちました。KBR創立の過程だけでなく、これまでのKBR50年分の歴史を可能な限り洗い出し、次の世代につなげていこうという試みです。

 以下、その2以降で調べた成果をまとめます。ただし、わかったことを全部書いたので、全編2万字に迫る大長編になりました。自分でも引くぐらい書きました。

 そのため全体を7編に分け、各編に小見出しをたてました。また本記と合わせ、各所に注を付す形にしてあります。

 その2、その3には、たまりにあった資料や卒業アルバムなど、「もの」の資料を調べた経緯について書いてあります。

 その4は、KBRの歴史について何かを知っていそうな、サークル外の関係者をあたった経緯です。

 その5では、KBRの創立者らによるOB会について取り上げ、サークル誕生の過程や黎明期のKBRの姿に迫ります。

 最後にその6で、各年代の卒業生に話を聞いた成果をまとめました。

 あらかじめ宣言しておくと、最も読み応えがあるのは「その5」です。Twitterの紹介文にある問いについては、基本的に「その5」以降に関連する内容があります。

▷▷▷その2